
りさ:り
レーヒェン:レ
り「今年に入ってから、なんかいつも妙な気配を感じるんだよね...」
レ「?...何よ急に。薄気味悪いことを...!」
り「なんてゆぅか...その...なめまわすよぅな視線...とゆぅか...」
レ「なめまわすような視線?」
り「うん」
レ「ストーカーじゃないの?尾行でもされてるの?」
り「え!?ス、ストーカー??」
レ「最近あなたの歌もいろんなところで評判あがってるみたいだし、考えられない事じゃないわね」
り「ふぁ...ファンの方なら別にそんなふぅにコソコソしなくたって...そ、それにまだストーカーと決まったワケじゃなぃし...気のせいかもしれないし...」
レ「こんなご時世よ。のんびり用心なんてし始めてる頃には、どこかの倉庫にでも監禁されてますわよ」
り「ぇえ!?」
レ「まったく...世話の焼ける方ですわね...。いいですわ、私の開発した"身辺監視マシーン・内山田君"をお貸ししてあげるわ」
り「う...内山田???」
レ「何よ...?ケチつけるなら放っておきますわよ。ふん、明後日あたり東京湾ね」
り「ちょ、ちょ、ちょ、ちょ、ちょ!ちょいまった!も、文句なんか無いですっ!この哀れなりさに救いの手をさしのべてくらはいっ;;;」
レ「ふん、最初からそう言いなさいよ。素直じゃないわね!」
り「は、はいっ...!(おめーもな;;;)」
— その日から、りさの身辺監視作戦が始まった... —
つづく(2007/1/13)

り「あ、レーヒェンおはよ(げほっごほっ)」
レ「あら、響りさ。まだ風邪引いてるの?単細胞が好きなウィルスもいるものね。ところで...」
り「?」
レ「こないだの私の曲のジャケットって、もう出来たのかしら?」
り「ギクぅ...!」
レ「まさか、まだ仕上がってないなんて言わないですわよね?」
り「さ...最近の風邪はデジタルにも対応してるみたぃで...(ぐぇほっごほっ;;;)」
レ「また意味不明なことを...もう公開されてから一週間よ。いつまで私のテープ画像使ってるのよ」
り「ごゔぇーん(泣;)」
レ「ま、いいですわ。風邪は誰にでも辛いものよ」
り「にゃぁう...!(レーヒェンに後光が見えた瞬間)」
レ「ときに響りさ、内山田君の効果はどう?何か分かった事はあるかしら?」
り「それがねレーヒェン、こないだりさのパソコンに誰かがアクセスした痕跡があるって言ってるの」
レ「何よそれ?インターネットからってこと?それとも直接?」
り「う〜ん、よくわかんないんだけど、データがちょっと入れ替わったりしてるのがあるかもって...」
レ「それが本当だとしたら立派な犯罪じゃない。不正アクセス禁止法に引っかかるわよ。もしもそれが最近のストーカー疑惑の犯人なら、重要な証拠になるからそのデータを内山田君から私のPCに転送させなさい」
り「うん、わかった。やっとく」
— しかしこの時、背後の電柱には謎の人影が... —
謎の人影(以下:ナゾ)「(ブツブツ)...に近づく人間は...こう...あ......なのよ...!(ブツブツ)」
ナゾ「...といっしょにいて良いのは...この...だけなんだから...!」
— 謎の人影のその手には、Macですら感染する恐怖のコンピューターウィルスが!? —
つづく(2007/1/24)

レーヒェン宅にて
レ「解析結果、Enterパチっと...!」
コンピュータ(以下:PC)「お待たせしましたレーヒェン。響りさのコンピュータ、及び響りさ本人に積極的にアクセスを試みている人物は、解析の結果99.99999%この人物であると推定されます」
レ「...なによコレ?犯人はウチの学校の生徒だって言うの?」
PC「ほぼ間違いないでしょう」
レ「キサラギ・ユキ...2/14東京都生まれ、AB型、女。...何よ、家はあの如月グループのヘッド、如月家じゃない」
PC「そのようですね」
レ「へえ。こんな情報リークしたら大変なスキャンダルね。それにしてもそんな大富豪の令嬢が何でまたあの響りさに?」
PC「動機までは解析出来ませんでしたがデータを遡り考察すると、このような響りさへの行動が始まったのは同校の『文化祭』以降からと思われます」
レ「文化祭...?そういえば...響りさはたしか文化祭のメインステージで歌を歌っていたわね。そのステージをこの女が見ていたということかしら?わかり易く言えば『ファン』になったとか」
PC「どうでしょう。推測の域は出ませんが可能性はあると思います」
レ「ありがとう、もういいですわ」
PC「どういたしまして」
レ「ふーん、幽霊の正体見たりなんとやらね。あっきれた。人の性癖についてとやかく言うつもりは無いけど...ま、えらい人間に目を付けられたものね、響りさ」
レ「...教えてあげても良いけれど...まあ、まだ実害があるわけでも無いし、動機も目的も本当に響りさに対する恋愛感情なのかどうか100%までは断定出来ないし。あと少しだけ様子を見ようかしら...」
つづく(2007/2/10)

学校の廊下
レ「響りさ、この学校の西校舎にいる『如月ユキ』という生徒を知ってる?学年はひとつ上みたいだけど」
り「え?ユキ先輩?そんな、知ってるも何も、めっちゃめちゃ有名人じゃんっ♪テレビのアイドルどころか、全国レベルの美少女コンテストで優勝確実って言われてるくらいの超美人さんだよっ☆頭も良くって運動神経もバツグンで...!あこがれの先輩だよぅーっ(*´Д`)ニャヒー」
レ「あら、そう...なんだ」
り「ん?でも何で突然ユキ先輩の話を?」
レ「いいえ、知ってるかどうか訊きたかっただけよ。気にすることはありませんわ」
(しばらく廊下を歩いているりさとレーヒェン)
り「うん...?あ!ウワサをすればにゃんとやらっ...!ほら!向こうから歩いてくる髪の長い人!あれがユキ先輩だよっ☆...うっわぁ〜やっぱすっごいキレイだなぁ...!遠目からでもオーラが見えるカンジ...!」
レ「...」
(すれ違いざまにかすかな殺気を感じるレーヒェン)
ユキ(以下:ユ)「...あら...あなた」
(驚き振り向くりさたち)
ユ「...あの...たしか、響りささんよね?」
り「あ、はいっ...!」
ユ「あの...私は如月ユキといいます。去年の文化祭のステージ、見てましたよ♪とっても素敵な歌声でしたね☆あのステージ以来ファンになりましたよ♪...でも...響さんが東校舎だっていうことまではあのとき分かったんだけど、なかなかこちらに来る機会も無くって、ご挨拶に行けなかったの...!」
り「ぇ、ぇえー!!!そんなぁ!ウッソぉ!?超超超光栄ですっ...そんな...(><;)!!あのユキ先輩からそんなお言葉をいただけるなんてっ...!」
ユ「え!?そんな!私の方こそ光栄ですよう!あの響りささんにこうして会えるなんて...!響さん、これからもよろしくね☆」
り「はぁいっヽ(*´∀`)ノ」
(りさと握手をしたあと、一瞬後ろを向いてハンカチを鼻に当てるユキ)
レ「...ブツブツ(なーにが『なかなか機会もなくって』よ(;-_-)...。『文化祭以来ずっとアナタをストーキングしてました』の間違いでしょ;)」
(『(-_☆)キラーン』ユキの目が一瞬光りレーヒェンを見る)
ユ「あら...こちらはお友達の方?」
り「はいっ☆レーヒェンですっ♪りさの親友ですよーっ☆」
ユ「あらそうなんですね☆ユキです!レーヒェンさん、よろしくね(´,_ゝ`)ギリリ...」
(握手を求められるが、そのユキの全身から発せられる凶悪な殺気に思わず手を引っこめるレーヒェン)
レ「あ...よろしく...です...わ(;゚д゚)」
り「ユキ先輩、ごめんなさい、レーヒェンは結構人見知り屋さんなのでm(;_ _)m」
ユ「え、いいえ、そんな大丈夫ですよ☆ううん、これから仲良くなれたら良いんだもの☆あ、そうだ響さん!またライブとかあったら教えてくださいねっ☆ユキ、絶対に駆けつけて応援しますからっ♪」
り「わぁ!は、はいっ!ありがとぅございますっ(*T∀T*)!」
ユ「そんな!勝手にこっちが応援してるだけよ☆お礼なんて言わないでっ♪...あ、いけない!そろそろ授業が始まっちゃう...!せっかくお会い出来たばかりなのに残念だけど...それじゃあまたね♪♪こんどゆっくりお話しましょっ(*^_^*)」
り「はぁーいっヽ(´∀`*)ノ」
(廊下の角を曲がってりさたちが見えなくなった瞬間、ユキが大量の鼻血を噴出し卒倒した事実を知る者は少ない...)
〜 エピローグ 〜
り「ところで、こないだの内山田君のデータはどうだったの?」
レ「...え?ああ、あのデータね。まあ大して気にするような結果じゃありませんでしたわ」
り「え?どぅゆうコト?」
レ「ま...そのうちひょっこり現れるわよ。もしかしたらもう出会ってるかもね」
り「ちょ!ちょ!ちょ!ちょっと何それーっ!?めちゃめちゃコワいじゃんっ...!(泣)犯人分かってるなら教えてよぅぅぅぅぅぅ!!」
レ「ま、大丈夫よ。それよりアナタ、自分のソロ曲を完成させなきゃいけないんじゃないんですの?」
り「ぬハぅッ...!そぅだった...!ぐわぁーっ!!期日まであとちょっとだったぁぁぁぁあぁああ!ぷろでゅーしゃーにゴロザレルゥゥゥゥ!!(死;;;)」
レ「せいぜい頑張ることね(...響りさにはちょっと気の毒だけど、この事件も意外に有用なデータになるかもしれないですわ。響りさたちとは最近ずいぶん慣れ合ってしまったけど、私の目的は徹頭徹尾『究極の音波兵器』の完成...!ふふふ...まだまだ楽しませてもらいますわよ、響りさ...!)」
短編ストーリー「響りさに忍び寄る恐怖・・・!?」fin
